2015年出版

 
コウノジュンイチ写真集
『ある日』a ru hi

『ある日』とタイトルにあるように、ある日の光景が淡々と展開されている。 これらの写真は過ぎ去りし日常の断片と言えるかもしれない。 そして、ここにある風景はすでに取り返すことが出来ず、 そして記憶からも風化してしまいかねない。 コウノジュンイチの初めてとなるこの写真集を見ることで、 彼が残した普遍的な光景にかつての自分の記憶と交差する瞬間が生まれるであろう。
 
著者名:コウノジュンイチ
書名:『ある日』a ru hi
発行年月日:2015年12月31日
価格:3,800円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:106
作品点数:102点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
コウノジュンイチ
1977年東京生まれ。明治大学卒業。2007年より個展多数。
 
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小島康敬写真集
『Tokyo』

2014年に刊行された『New York』に続き、蒼穹舎では2冊目となる小島康敬写真集『Tokyo』。 モノクロだった『New York』に対し、一転してカラーでのアプローチとなった『Tokyo』。 複雑かつ乱雑に展開されている東京の風景を、カメラの視角の中で収め、 秩序を与え整然と置き換えることで、東京の混沌さがより明確に表現されている。
 
著者名:小島康敬
書名:『Tokyo』
発行年月日:2015年11月24日
価格:4,000円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:64
作品点数:60点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:塚本明彦、赤川延美(タイプセッティング)
印刷:株式会社サンエムカラー
 
小島康敬(こじま・やすたか)
1977年東京生まれ。2007年ICP Gereral Studies Program, NY卒業。他の写真集に『Coming back』(スーパーラボ刊)。
 
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トム・フィンク Tom Finke 写真集
『JAmerica: Footprints in Time 1982-2012』

私はオハイオ州の南西の町で生まれ、その後この国のあらゆる州を訪ね、色々な土地で生活してきた。 その多種多様な土地に足を踏み入れ、私がふるさとと呼ぶこの大国を反映する土地や人々の写真を撮り続ける。 (略)自分の目にするものを妨げず、そのものと一緒に流れて行くような姿勢、 自分が知覚するものをカメラで記録し、現像された写真の中に、 シャッターを切った瞬時に見過ごしていたものを新たに発見することも深い喜びとなる。 (あとがきより)
 
著者名:トム・フィンク Tom Finke
書名:『JAmerica: Footprints in Time 1982-2012』
発行年月日:2015年10月25日
価格:3,600円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:80
作品点数:73点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:加藤勝也
印刷:株式会社サンエムカラー
 
トム・フィンク(Tom Finke)
1950年アメリカオハイオ州生まれ。
 
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トム・フィンク Tom Finke 写真集
『Japan: Footprints in Time 1997-2010』

人間のつかの間の表情、それぞれのスペースで常に動きのある体やアングルの配置の観察、 また無意識のジェスチャーや計算されたポーズに写真家として主なる興味を見いだす。 私たちは日常茶飯、故意にあるいは不本意にシグナルを交わしあう。 私の写真はある意味で、私たちが常に行っているコミュニケーションの慣習的行為の単なる一部であるだけなのかもしれない。 (あとがきより)
 
著者名:トム・フィンク Tom Finke
書名:『Japan: Footprints in Time 1997-2010』
発行年月日:2015年10月25日
価格:3,600円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:72
作品点数:65点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:加藤勝也
印刷:株式会社サンエムカラー
 
トム・フィンク(Tom Finke)
1950年アメリカオハイオ州生まれ。
 
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石川博雄写真集
『生きてりゃいいさ』It's All Good, So Long as You're Alive

「目の前を歩いている人達や建物は50年後には確実に存在しないだろう? いや30年後でも危うい? 何も存在しなくなる今という目の前の光景って何だと思う?…」 車のフロントガラス越しに新宿の交差点を眺める助手席の友人が言った。その友人はもう眺めることはない。 (あとがきより)
 
著者名:石川博雄
書名:『生きてりゃいいさ』It's All Good, So Long as You're Alive
発行年月日:2015年9月15日
価格:3,200円 +税
サイズ:B5変型
造本仕様:上製本総頁数:232
作品点数:227点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
石川博雄(いしかわ・ひろお)
 
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所幸則写真集
『アインシュタインロマン』EINSTEIN ROMANCE

これは僕が少年の頃からのスーパースターであるアインシュタインの特殊相対性理論へのオマージュである。 とても僕が生きている間には光に近い速度で地上を走りながら写真を撮ることは不可能だろう。 せめてもの可愛い挑戦として300kmで走る新幹線から撮る事で一部の人には伝わるかもしれないというささやかな試みである。 そして、時間という存在自体が本当の正体のわからない、名前も人間が便宜上つけただけの物への実験のひとつでもある。 (あとがきより)
 
著者名:所幸則
書名:『アインシュタインロマン』EINSTEIN ROMANCE
発行年月日:2015年8月16日
価格:5,000円 +税
サイズ:B4変型
造本仕様:上製本総頁数:104
作品点数:78点
発行部数:700部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
所幸則(ところ・ゆきのり)
1961年生まれ。大阪芸術大学卒業後、フリーのフォトグラファーとして活動。1992年世界写真見本市「フォトキナ92」で「世界の新しい表現者」の日本代表として作品が選ばれる。個展、グループ展も多数開催。現在、大阪芸術大学写真学科客員教授。
 
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成合明彦写真集
『遙かなる河』HARUKA NARU KAWA

2013年冬生き急ぐ気持ちと焦りや苛立ちを心の何処かに詰め込んで1年の撮影がスタートした。 幾つもの峠を越えては坂道を下り谷間の小さな集落に辿り着く。 そんな出雲地方中国山地の移り往く季節を廻った。 いつも何処からか小鳥のさえづりや川のせせらぎが聴こえ感傷的な気持ちに浸りながら季節は過ぎた。 追いかけていたのは美しい景色などではなく歳月を重ねた自分自身を辿る風景だと気付いた。 (あとがきより抜粋)
 
著者名:成合明彦
書名:『遙かなる河』HARUKA NARU KAWA
発行年月日:2015年7月21日
価格:3,500円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:並製本総頁数:96
作品点数:89点
発行部数:330部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
成合明彦(なりあい・あきひこ)
1952年島根県生まれ。1976年WORK SHOP写真学校森山大道教室卒業。他写真集に『揺れる彼方』(1997年・私家版)、 『空を見上げた日』(2006年・蒼穹舎)、『松江風景』(2008年・蒼穹舎)、『松江発 No1-no4』(私家版)等。
 
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川口和之写真集
『沖縄幻視行』OKINAWA GENSHIKOU

40年に亘る沖縄とのかかわりの中で、今回はフィルム時代に撮影した物を中心に写真集を編んだ。 長い時を経て光の化石となった膨大なネガに向き合うと、視えないものを見ようともがいていた時代の記憶が瞬時に蘇る。 「沖縄幻視行」は、37年前に発表した当時のタイトルだが、「写真になったものを通して他者に伝えるコミュニケーション」が 写真行為だとすれば、変貌を続ける沖縄の状況に向き合っていく時の意識の底で持ち続ける言葉と信じている。 (あとがきより)
 
著者名:川口和之
書名:『沖縄幻視行』OKINAWA GENSHIKOU
発行年月日:2015年8月6日
価格:3,500円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:96
作品点数:90点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
川口和之(かわぐち・かずゆき)
1958年兵庫県姫路市生まれ。Photo Street創設メンバー。写真集に『ONLY YESTERDAY』(2010年・蒼穹舎)、『気色ばむ風景』(2014年・Photo Street)、『COUNTRY ROAD』(2014年・Photo Street)。個展、グループ展多数。
 
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橋本勝彦写真集
『遠い日』TOHIHI

この時代、交通の便が良くなり暇があれば遠出してみたくなる。 観光地でなく生活が感じられる郷愁ある町がいい。 日本のあちらこちらに、そんな魅力ある記録に残したい町がまだまだたくさんある。 過去から現在への視線は、「遠い日」への追憶と重なり、私の心の中にまた新たな一頁を加えてくれた。 (あとがきより抜粋)
 
著者名:橋本勝彦
書名:『遠い日』TOHIHI
発行年月日:2015年7月1日
価格:3,500円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:70
作品点数:62点
発行部数:250部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
橋本勝彦(はしもと・かつひこ)
1942年東京生まれ。2012年写真集『もう一つの風景』(蒼穹舎)刊行。同時に同名写真展を新宿ニコンサロンで開催。
 
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白石ちえこ写真集
『島影』SHIMAKAGE(品切)

物心がついた頃、ペンギン島に行ったという曖昧な記憶があるのだが、 島へ行く道すがら見かけた風景はぼんやりとしかよみがえらず、 現実離れした絵の中の風景のようでもある。 記憶の中で小さなシグナルを出すペンギン島は、まぼろしの島である。 その島影は、仄暗い記憶の底にゆらゆらと漂っている。(あとがきより抜粋)
 
著者名:白石ちえこ
書名:『島影』SHIMAKAGE
発行年月日:2015年6月16日
価格:3,800円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:72
作品点数:43点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:加藤勝也
印刷:株式会社サンエムカラー
 
白石ちえこ(しらいし・ちえこ)
神奈川県横須賀市生まれ。写真集に『サボテンとしっぽ』(冬青社)、共著に『海に沈んだ町』(小説・三崎亜記、朝日新聞出版)。個展、グループ展多数。
 
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柴田れいこ写真集
『届かぬ文』Lost Missives

戦後70年の節目にあたる今年、あの太平洋戦争の時代を生きた最後の世代である「戦没者の妻」と呼ばれる女性たちの姿を通して、私は今一度あの戦争を振り返ってみたいと思いました。彼女たちは口ではとうてい言い表すことのできない悲しみを抱えて、それでも生きていかなければなりませんでした。私は3年間をかけて地元岡山県内の54人(88歳~102歳)の方々にお会いし、貴重なお話を聞かせていただくことができました。多くの方々は今ではご苦労の甲斐あって、今は人生の晩年を穏やかに過ごされています。 私は決してあの戦争を風化させてはならないという強い思いで取材を続けました。(あとがきより抜粋)
 
著者名:柴田れいこ
書名:『届かぬ文』Lost Missives
発行年月日:2015年6月20日
価格:2,800円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:並製本総頁数:116
作品点数:54点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
柴田れいこ(しばた・れいこ)
1948年岡山県生まれ。2005年大阪芸術大学写真学科卒業。日本写真協会会員。個展、グループ展多数。写真集『sakura.さくら』2001年4月刊行。
 
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和久六蔵写真集
『Pathography/荼毘の夏』Pathography/dabi-no-natsu

[Pathography]過去の病歴や、精神疾患が個人の人格や業績、犯罪などに及ぼした影響や意義を探る医学領域、病跡学。

私は、目に見えないものも案外写真には写りこむものだと思っています。 透けて見えると言った方が妥当かもしれません。
「見えるものと、見えてくるもの」
「写るものと、写り込むもの」
そのギャップに興味を覚えます。
(あとがきより)
 
著者名:和久六蔵
書名:『Pathography/荼毘の夏』Pathography/dabi-no-natsu
発行年月日:2015年5月10日
価格:4,000円 +税
サイズ:B4変型
造本仕様:上製本・ケース入り総頁数:80
作品点数:71点
発行部数:700部
編集発行人:大田通貴
装幀:加藤勝也
印刷:株式会社サンエムカラー
 
和久六蔵(わく・ろくぞう)
1957年大阪生まれ。1982年日本大学芸術学部写真学科卒業。現在フリーランスカメラマン。 他の写真集に『夢の棲家』(晩聲社)。
 
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藤原敦写真集
『詩人の島』Poet Island

私が初めてこの島を訪れたのは、8歳の子供の頃だった。 私は島の手付かずの自然に感動するとともに、島の住人(患者)たちの悲しい現実に小さな胸を痛めたことを今でも覚えている。 その35年後、写真家となった私は再びこの島の地を踏み、ある歌と偶然出会ったのだ。
―深海に生きる魚族のように 自らが燃えなければ何処にも光はない―
明石海人
私は島の建物や風景の中から、慟哭の歌人(患者)たちの痕跡や 気配を探しながら歩いたのだった。 (あとがきより一部抜粋)
 
著者名:藤原敦
書名:『詩人の島』Poet Island
発行年月日:2015年3月19日
価格:3,800円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:72
作品点数:61点
発行部数:600部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
印刷:株式会社サンエムカラー
 
藤原敦(ふじわら・あつし)
1963年滋賀県生まれ。2013年写真集『南国頌』(蒼穹舎)、2014年『蝶の見た夢』(蒼穹舎)。展示多数。
 
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杉浦正和写真集
『櫻花行』OUKAKOU

京都の桜は、三月の終わりから四月の上旬に一斉に咲き、「桜七日」と言われるように、七日間程で桜吹雪となり散ってしまいます。 儚く散る姿に美を感じる日本人にとって桜は「生」と「死」の両方のメタファーであり対立する概念ではありません。(あとがきより)
 
著者名:杉浦正和
書名:『櫻花行』OUKAKOU
発行年月日:2015年2月26日
価格:3,800円 +税
サイズ:A4変型
造本仕様:上製本総頁数:72
作品点数:55点
発行部数:700部
編集発行人:大田通貴
装幀:塚本明彦、赤川延美(タイプセッティング)
印刷:株式会社サンエムカラー
 
杉浦正和(すぎうら・まさかず)
1960年京都生まれ。2009年写真集『ルモンタージュ』(蒼穹舎)。展示多数。
http://sugiuramasakazu.com
 
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